ズイフトをやらなくなってからしばらく経ちます。別にズイフトがつまらないわけではいです。むしろ楽しい。俺の性に合ってます。
ではなぜか?
それは単純に、スマートトレーナーがないから。そう、いま我が家にはスマートトレーナーがないんです。それはもう、完全に、きれいさっぱり、跡形もないんです。
というわけで今回は、我が家からスマートトレーナが消えた顛末と、その経験から学んだ「スマートトレーナーの唯一にして最大の欠点」について語ろうと思います。
目次
購入からわずか1ヶ月で異音発生!
昨年10月にTacxのBushido SmartというスマートトレーナーをCRCで買いました。
…ですが、買ってからわずか1ヶ月(使用回数16回、距離にして200km弱)で異音が発生。
早いよっ!!
具体的には、ペダルを回し始めて10分くらい経つと、きまってトレーナー本体(回転部分)から何かを引っかくような音がするようになってしまいました。特に低回転・高トルクのときに。
異音を気にせずそのまま使い続けるという選択肢もありましたが、この音が意外と耳障りでこちらの集中力を乱してくるんですよ。だから、とっとと直してしまうことにしました。
というわけで、すぐさま購入元のCRCへ問い合わせ。異音発生時の動画付きで。
するとイギリス本国で調べて、場合によっては修理するから本体を返送してくれとのこと。
だから返送しました。
で、その1ヶ月後、つまり12月に修理されたスマートトレーナーが帰ってきたんですよ。
ちなみにこのとき、CRCの担当者に異音の原因が何だったのか聞きましたが、見事にスルーされました。なんで!?
悪化して帰ってくるのは想定外
受け取ってすぐにその場で組立て、すぐさまバイクを設置。30分くらいならズイフトできる余裕があったので、ウェアに着替えてバイクにまたがりました。
Tacxのスマートトレーナーは、使用前の準備として専用のスマホアプリでキャリブレーションする必要があるんです。なので、このときもアプリを立ち上げ、キャリブレーションしました。
ところが、本来であればペダルを回すとアプリが反応して表示される出力が表示されません。
このときは本当に混乱しました。直ったとされるスマートトレーナーが正しく動かないのですから。
で、冷静になって調べてみると、以下のようなことが起きていました。
・Tacxのスマホアプリはスマートトレーナーを認識するが、速度や出力、ケイデンスをまったく表示しない。
・スマートトレーナーをどんなに回しても負荷がまったく発生しない。
・本来であれば使用中に点滅する負荷ユニットのランプが点滅しない。
んーー!!??あっれーー??おかしいなーー??
このスマートトレーナー、修理されたんだよね?CRCからのメールにも「修理して、ちゃんと使えることを確認してお前んとこにお繰り返したよ」ってメール来たしな。
むしろ修理前より悪化してるよね??修理前は異音がするだけで正常に動いていたんだから。
再びCRCに問い合わせると、もう一回送り返してくれとのこと。
というわけで、到着早々にCRCへ送り返すことになりました。関税の2000円を返してほしい(涙)
さよならスマートトレーナー
送り返してから数週間後、CRCから1通のメールが届きました。かいつまんで説明すると、
「メーカーの修理部門に修理依頼したんだけど、既にこのモデルは廃盤で交換パーツがないから修理不能やわ。だから返金するで」
って内容でした。
予想外の展開すぎる…。
ダメ元で、別メーカーの同グレード品との交換を提案してみましたが、そういう対応はしてないらしく断られてしまいました。
折しも外出自粛の影響からか、どのECサイトでもスマートトレーナーはほぼ定価の値段でしか販売してません。TacxのBushidoは半額になってたから買ったのであって、今の俺にはスマートトレーナーを定価で買うのは難しい。
というわけで、あえなく我が家からスマートトレーナーがいなくなってしまいました。
ああ、ズイフトしたい。
スマートトレーナーは電子機器
初めて買った固定ローラーはミノウラのLR340。ずーっとトラブルなく使ってこれました。
そのせいか、ローラーは壊れにくいものといつの間にか思い込んでいたようです。
しかし、スマートトレーナーは電子機器です。使われている部品の数は固定ローラーよりも多いでしょう。だから当然、固定ローラーよりも壊れやすいと思います。そして、壊れたら動かない。ただのオブジェと化します。
それがスマートトレーナーの唯一にして最大の欠点です。
唯一・最大はちと言い過ぎか。でも個人的にはそう思ってます。
というわけで、これからスマートトレーナーを買おうと思ってる人は、そこんとこ注意しましょう!