ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

ベランダでローラーをするべきでない5つの理由

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固定ローラーやトレーニング環境について検索して、このブログにたどり着く人がけっこういるようてす。

あなたもそうかもしれませんね。

そんなあなたに俺が言えることはただ一つ。

「ベランダでローラーするのはやめなさい」

これまで何度もこのブログで言ってるように、家庭の事情により、俺はベランダでローラーをしています。

いわゆるベランダローラー族です。

ローラーを買った直後からなので、かれこれ6年以上になるかな。もうベテランでしょう。

その俺が言うんだから間違いない。

できることなら、本当に、マジで、ベランダでローラーするのはやめた方がいいと思います。

というわけで、今回はなぜベランダでローラーをしない方がいいのか、その理由をご紹介します。

ちなみに今回は、子育て中のローディーがマンションのベランダでタイヤドライブ式のローラーを使う場合を想定しています。

1. ベランダは共用部分である

そもそもベランダって、マンションの廊下やエントランスと同じで、共用部分なんですよね。場合によっては避難経路だったりもします。

だから、私物を置いてはいけないんです。原則的には。

なので、ローラーも置きぱなしにはできません。トレーニングのたびに重いローラーを室内から出し入れしなきゃいけない。

特にスマートトレーナーなんかは通常のローラーよりも重いですから。4〜5歳児の体重と同じくらいあったりします。

ローラーだけならまだしも、防振・防音のためのマットやらゴムやらを使ってたりしたら、それらも毎回セッティングしなきゃいけません。

扇風機とかの周辺機器も同様ですね。

スマートトレーナーの場合は、パワーの計測精度を高めるためにキャリブレーションやスピンダウンといった作業が最初に必要ですが、ベランダでやるならそれらも毎回行う必要があります。

要するに、毎回1から準備しなきゃいけないので、とてもめんどくさいです。

2. ベランダには傾斜がある

ベランダの床には、水捌けを良くするために微妙な傾斜がついています。

この傾斜が実に厄介。

傾斜のある場所でローラーすると、車体が傾いているので、ペダリング時に片方の膝がトップチューブを擦ります。

バランスを取ろうとして変な姿勢になっていたり、ペダリングのストロークが左右で違うので、腰や肩、膝に不自然な負荷がかかります。

そういった歪んだ姿勢、フォームでのトレーニングが常態化したら、体に変な癖がついたり、骨格に歪みが生じたり、怪我の原因になるのは想像に難くありません。

だから、車体を水平にするため、ローラーの足の下にスペーサーを噛ませたりするわけですが、ちょうどいい感じにセットするのがけっこう大変なんです。

しかも、大変な思いをしてやっとのことで調整しても、毎回片付けなきゃいけないので、次にやるときはまた1から調整し直す必要があります。

3. ベランダは"外"である

「雨の日こそローラーだ」という人は多いと思いますが、ベランダは屋外なので風雨をしのげません。風はまだしも、雨は厄介です。

雨の中を実走するよりかはマシでしょうが、冬だと寒いし、何よりサビの原因になります。

これ↓、俺が先日まで使ってたローラーの足です。
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見事にサビてます。

リーズナブルな値段で入手したこともあって、かなり雑に扱い、掃除やメンテナンスも相当サボっていたので仕方ないです。

俺のように雑に扱わず、ケアを怠らなければ、ここまでサビることはないと思いますが、でも最悪の場合、ここまでいくと思った方が良いです。

サビるサビない以前に、スマートトレーナーの場合は雨だと使えません。あれは電子機器なので雨の中使うのは避けるべきです。

あと、ベランダだと冬寒くて、夏暑いですね。

冬の早朝とか、すっっっごく寒いですよ。ベランダに出た瞬間、ローラーする気なくなるレベルです。

夏は暑すぎて、ローラーしてると汗が尋常じゃないレベルで出るから、水分補給を怠ると熱中症までショートカットできます。

総じて、ベランダはローラーするには過酷な環境といえるでしょう。

4. ベンダには電源がない

通常のローラーなら電源がなくても困りませんが、スマートトレーナーの場合はないとけっこう困りますね。

自家発電できるモデルは別として、一般的にスマートトレーナーはコンセントと繋ぐ必要がありますが、電源が確保されてないベランダも多いと思います。

その場合、延長コードなどを駆使しして室内から引っ張ってくるわけですが、コードのせいで窓を閉め切ることができません。

窓とサッシの外枠にコードの太さ分だけ隙間ができてしまうわけです。

そのせいでローラーの騒音やいい歳したオッサンのハァハァ喘ぎ声が室内に響いてしまったり、クーラーでせっかく冷やした室温を上げてしまったり、冬は隙間風が吹き込んだりして、家族の顰蹙を買ってしまいます。

その結果、ローラー禁止令が出されることも。

これでは本末転倒ですね。

5. ベランダは時間がかかる

というわけで、ベランダでローラーをするには1〜4までの様々なハードルがあるわけです。他にも小さなものを挙げだしたらキリがありません。

で、これらによって何が起きるかというと…

とにかく時間がかかるんですよ。

ローラーをやるたびにめんどくさい準備と片付けが発生し、なんだかんだで気づいたら15分とか20分とかかかってるわけです。まだ一漕ぎもしてないのに。

この15分とか20分がどれだけ貴重な時間か。小さなお子さんがいる人ならわかりますよね?

誰にも邪魔されない1時間を確保するのがどれだけ大変なことか…。

なので、子育て中ならなおのことベランダでローラーするのはおすすめしません。

まとめ

というわけで、ベランダでローラーするのは諦めて、室内でできないか検討してみてください。

死ぬ気で家庭内交渉しましょう!