ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

平日トレーニング難民はどうすれば......

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最近、本気で速くなりたいと思ってます。

きっかけは富士ヒルクライムなんだけど、あれで自分の遅さを痛感しました。それまではロングライド志向でヒルクライムはそんなに興味がなかったんだけど、やっぱり2時間切れなかったのは悔しい。あと、まわりのロードバイク仲間がみんな坂が速いというのも大きいです。

そんなわけで、トレーニング本を買うことに。メンテナンス系の本は持ってるんだけど、トレーニング系の本は初めて。とりあえず、Amazonのレビューを参考に、初心者向けっぽいこの本を買ってみました。

40代にしてトップライダーとして活躍し続ける著者による、サラリーマンでもできるトレーニング方法を紹介した本です。

レビューにあるように、中上級者にとっては物足りない内容かもしれません。でも、これまでまったくロードバイクのトレーニング方法について調べたことがなかった自分にとっては、目からウロコの内容ばかりでした。

たとえば、ペダリング。本書ではこのように書かれています。

ダウンストロークではペダルを踏み込む「押し脚」、アップストロークではペダルを引き上げる「引き脚」を使えとよく言われますが、それは無駄が多いペダリングです。「時計の2時から4時の位置」でペダルが描く円の接線方向に、股関節を中心に力を発揮するのが理想のペダリングです。

どうです?
もしかしたら、すでに知ってた人もけっこういるのかもしれませんが、俺は初耳でした。
まさに著者が言うような、「無駄が多いペダリング」こそが理想のペダリングだと勘違いし、これまで必死に脚を動かしていたので、この一文を読んだとき、思わず2回読み返してしまったほどですw

もう少し詳しく説明すると、6時から12時のアップストロークで筋肉を使うと疲れが早く溜まってしまって、長い距離を走れなくなってしまうそうです。
あと、「そもそも押し脚と引き脚を両足で交互に意識するなんて高度すぎてお前らにはムリだっつうのwww」(意訳)ということも書いてありました。たしかに......。

ちなみに、世界スプリント10連覇した「アデランスの人」こと中野浩一さんもペダルを漕ぐときは2時から4時だけで、アップストロークでは全然力が入っていなかったとか。

とにかく、このことは俺にとって目からウロコでした。

で、肝心のトレーニング方法です。


サラリーマンの悩みといえば、平日のトレーニングをどうするかですよね。仕事があるので時間がない。ところが、この本には働いている人でもできる平日のトレーニング方法が書いてあるらしい。
帯にも「距離より質だ」的なことが書いてあります。これは俄然気になりますよね! 日頃、ロードバイクに乗る時間が確保できず悩んでいる俺のためにある本だ!とも思いました。

と・こ・ろ・が!
読み進めると......

平日に週3回トレーニングするために活用したいのが、室内でロードバイクに乗れる「ローラー台」です。
(中略)
室内でローラー台を使えば、天候や格好も気にすることがありませんから、ぐっと手軽にトレーニングできます。

......逆にハードル高ぇ!!

この本で紹介されている平日トレーニング方法はローラー台を所持していることが前提で話が進んでいくんですけど、むしろそっちの方がマンション住まい&理解が得られていない俺には難しい。ぐっと手軽になんかなりません。
なので、参考にはなるんだけど、実際に実践しようとすると乗り越えなければならない壁がいくつもあって、俺には現実的ではないかな。

ああ、悲しい。
どうすれば平日トレーニングできるんだ!?
なんかもう、ロードバイクのために忙しくない仕事に転職したい気分ですよ。

とはいえ、そんなわけにもいかないので、とりあえず本書の後半に載ってる体幹トレーニングでもしておきます......。