ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

サーキットをロードバイクで走るのは楽しい。でも、つらい。

スポンサーリンク

f:id:dokodemo173:20140906075956j:plain

9/6に参加した富士チャレンジ300の舞台は富士スピードウェイ。普段はカーレースのサーキットとして使われています。
こうしたイベントでもなければ、サーキット内を自転車で走る機会なんてほとんどないでしょう。

というわけで、せっかくなので「ロードバイクでサーキットを走る」ということについて、感想みたいなものを書きます。


滑るように走れる

まったくデコボコがなくて、「滑らか」という表現がピッタリの路面です。これまでに走ったどんな道よりも遥かに走りやすいと断言できます。
一般道だと腕やケツを突き上げるような振動がありますが、サーキットだとチャリに乗っていても振動を感じません。
そのため、たとえ下りで60km/h以上のスピードを出したとしても不安に感じることはなく、むしろもっとペダルを回したいとさえ思いました。
でも、これは当然といえば当然ですよね。本来はレーシングカーが走るところなんですから。何百km/hも出して走るのに、路面が荒れていたら事故になること必至です。


減速からの解放

道幅が広いので、ラインの自由度がとても高いです。
そのため、スピードを出していても、コーナーを曲がる際にブレーキングが必要ありません。減速せずに車体を傾けるだけで曲がれてしまうんです。
もちろん、誰かの後ろに張り付いていたりしたらそんなことはないんですが。
減速しなくていいということは、ずっと自分のリズムで走れるということです。信号待ちでイライラすることもないし、車が通過するのを待つ必要もない。急に飛び出してくる歩行者もいない。
加速したいときに加速でき、減速したいときに減速できる。この感動は一般道を走っていては決して体験できないと思います。


どんなにきれいな路面でも、どんなに高速で走れても、人は飽きてしまうのだ

かといって、良いことばかりでもありません。
長い距離を走るのはつらいです。何周も同じところを走ることになるので景色も変わりませんし、単調になりがちです。
今回の9時間チームエンデューロでは1人だいたい16周くらいは走ってるんですが、最初の4周くらいで新鮮味はなくなりました。
もちろんイベントそのものはメチャクチャ楽しかったです。チーム戦ならではの一体感は素晴らしいですし、競争相手がいるのでアドレナリンは全開になります。
でも、1人で30周、40周走れと言われたらちょっと遠慮したいです。なんというか忍耐力の勝負というか、自分との戦いというか、それはもうロードバイクとは別の競技ような気がしてきます。
だから、ソロで300km走ってる人とか本当にすごいと思います。あの種目で勝てる人はロードバイク以外の競技でも強いんじゃないかな。
そういった意味で、富士チャレンジは3〜4人で9時間チームエンデューロに参加するのが一番楽しめるんじゃないかなと思いました。


結論=富士チャレンジに来年も参加したいです。

最後はネガティブな意見になってしまいましたが、でも来年も富士チャレンジに参加したいと思ってます。
繰り返しになってしまうんですけど、やっぱりチームで参加できるというのはとても面白いんですよね。
どんなに単調でも、それを補って余りあるくらいの一体感と充実感があります。
この「一体感」というものはすごくて、学生時代ずーっと個人競技しかやってこなかった俺にはまるで麻薬のようです。一度味わったらやめられませんね。
本当にロードバイクチームを発足させて良かったです! こんな楽しいことは他にありません。
そういうわけで、来年も参加するぞ!



【お知らせ】
「富士チャレンジ参加したいけど、ロードバイク仲間いねーよ」という方、ご安心ください。
当チームは現在メンバーを募集しています。興味かある方はぜひ下記の記事をご覧ください。