ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

壮絶なる幕切れ! 富士チャレンジ9時間チームエンデューロが8.5時間エンデューロだった件について。

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どうも、みなさんこんにちは。
いま抱えている最大の課題がエンジンを鍛えることよりも、ロードバイクの室内保管の実現だということを痛感している俺です。


さて、昨日9/6に富士スピードウェイで行われた、富士チャレンジ300の9時間チームエンデューロ部門にクラブ・ロードロのみんなと参加してきました。
今回のそのレポート記事をアップしようと思います。


東名高速を使って車で現地入りをしたのですが、8時スタートにも関わらず、会場に着いたのが7時45分ごろでした。7時ごろに高速に乗ったので、その時点で完全に遅刻。

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先に現地入りしていたかぴばらさんによると、入口の1km手前から渋滞していたらしいのですが、俺らが来た頃にはこのとおりガラガラでした。



急いでチャリを組み立てて、チームメイトの待つピットへ向かいました。

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買ったばかりの新車を慎重に組み立てるヒロさん。



他のメンバーが先に受付を済ませて待っていてくれたので、スタート時に走者がいないということはなかったんですが、先に現地入りしてくれていたメンバーには迷惑を書けてしまいました。

で、ピットに着いて準備をしていたらスタートの号砲が。参加者が多いために、後方の人が動き出すまでに1分近くかかりました。

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トシモスさんに撮っていただいたスタート直後の写真。



ちなみに、今回は2チーム体制での参加です。
クラブ・ロードロA:オキタクさん、かぴばらさん、俺
クラブ・ロードロB:ヒロさん、トシモスさん、はんぎょどんさん、チキチキくん
第一走者はそれぞれかぴばらさんとチキチキくんでした。

この大会は参加者それぞれにピット内に待機スペースが割り当てられています。
ロードロの待機スペースには、オキタクさんやはんぎょどんさんがアウトドア用のテーブルやイスを用意してくださっていたので、とても快適でした。
俺は何も用意してこなかったので、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

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イス、テーブル、クーラーボックスまで完備。このままキャンプに行ってもおかしくないくらいの充実ぶりでした。



すぐ近くにはモニターがあって、リザルトの速報が表示されるようになっています。
F1の中継を見ていると、ピット内のクルーたちがみんなで何かを見つめているシーンがよく映りますが、おそらくこれだと思います。

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自分たちの順位が気になるので、休憩中によく見ていました。



肝心の天気ですが、“このときは”上々でした。快晴とまではいきませんが、走っていて気持ちが良かったです。

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しかし、この後まさかあんなことになるとは......。



ジャージにゼッケンをつけたり着替えたりしているうちに、あっと言う間に第2走者のオキタクさんの番に。
サポートのためにピットの外に出て、待機します。

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第1走者が帰ってくるのを待っているときに撮った1枚。モザイクでわからないと思いますが、みんなホントに楽しそうです。



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Aチームの第2走者はオキタクさん。



チームエンデューロは計測器を走者の足首に巻き付けて、たすき代わりにリレーします。
とくに決めたわけではないのですが、走者が自分で計測器を巻き付けていると、そのぶんタイムロスになってしまうため、手のあいているメンバーが巻き付ける係をすることになりました。

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かぴばらさんが付けていた計測器をはんぎょどんさんがオキタクさんの足首に取り付けている図。



かぴばらさんが戻ってきた直後にチキチキくんもすぐにピットイン。2人とも大量の汗、そして息切れ。かなり飛ばして走ったようで、お疲れのご様子。
その姿を見ていて、俺も早く走りたくてウズウズしてきました。

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走り終えた2人はぐったり。脚を高く上げるこの体制は疲れ解消に最適なのだそうです。



とはいっても、いくら早く走りたいからといって準備運動もせずに走ったらケガをしてしまうかもしれません。そこで、ウォーミングアップとしてかぴばらさんが持ってきてくれたローラー台で体を暖めました。
ローラー台、初体験です。後輪を台に設置して少し持ち上げるので前輪よりも高くなるため、前傾姿勢になるのがちょっと辛いですが、それ以外は普通に自転車に乗っているのと同じような気分でペダルを漕ぐことができます。思ったよりも静かですし、これで3万円なら安いなと思いました。

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こうやって待機中にローラー台でアップするの憧れてました。ガチレーサーっぽいでしょ?



そんなこんなで、ついに俺の出番が!
緊張と興奮が入り交じり、テンションは急上昇。冷静に走れる自身はありませんでした。

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いざ出陣! 富士スピードウェイが俺を待っている。



オキタクさんから計測器を受け取り、いざ出発。ピット内は追い越し禁止なのでゆっくり走り、コースに出たらペダルを踏みまくります。

グループライドのときもそうなんですけど、いつも俺は前半に飛ばしすぎて、後半バテてしまいます。つまり、ペース配分をまったく考えられないアホなんです。
しかし、今回ばかりはチーム戦なので、そうはいけません。後半バテてしまったらチームメイトに迷惑がかかるので、自制するつもりでした。

と・こ・ろ・が!!
やはり俺には学習能力がなかったようです。

富士チャレンジは自分と同じペースの人の後ろについて走るのがコツだと聞いていたので、俺のペースト同じくらいの人を必死に探しました。
そうしたら、第1コーナーを曲がって立ち上がった直後に良さげな集団がいたんですよ。
「お! あれに着いていこう!」
しかし、この集団がとんでもなく速くてですね、50km/hくらいで巡航してるんですよ。なのに俺は興奮していたせいもあって、そのままケツに張り付いて追いかけてしまったんですね。
そしたら2周目の途中で脚を使い切ってしまい、3周目に入る前には両足のふくらはぎをつってしまうという事態に!
一番ペダルを踏みまくらなきゃいけないホームストレートでは痛くてペダルが踏めず、全然スピードを上げられなくて、他の参加者にどんどん抜かされ焦る焦る。
1人4周ずつという約束だったので、残りは騙し騙しペダルを漕いで、なんとかピットイン。ホームストレートでの様子を見ていたメンバーからは、「のんびり買い物に向かう途中のような感じだった」と言われる始末......。ホントすみません。

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トシモスさんに撮っていただいた俺です。このときはまだ脚をつっていませんでした。



そんな感じで、Aチームはかぴばらさん⇒オキタクさん⇒俺の順番で回し、「できれば上半分の順位には入りたいよね〜」と話していました。
そんな中、リザルト速報を見ると、なんと8位に「クラブ・ロードロ」の文字が!

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一位と5周も差がついてる......。



これを見て俄然やる気が出てきたAチーム。少しでも順位を上げるべく、みんな必死になります。
俺も「やべえ、もう脚つったとか言ってる場合じゃない!」と思い、無料で配っていたお汁粉を3杯食べてエネルギー補給。

その後は、みんな自分の番になったら限界までペダルを漕ぎました。そうして、5時間、6時間、7時間と経ち、残すところあと1時間となった午後4時すぎ、なんと雨が!
「おいおい、勘弁してくれ!」
かといってレースは中止になりません。
土砂降りの中、戻ってきたオキタクさんと入れ替わりで俺が出発。「こんな雨の中マジで走るのかよ.......。」と独り言をいいながら、事故が起きないように、けど順位がこれ以上落ちないようにかっ飛ばしました。
寒いし、顔に当たる雨粒が痛いし、シューズは濡れてぐちょぐちょだし、前はよく見えないし、本当にキツかったです。他チームの人を追い抜くときに、「この雨ヤバいっすね」とか話しかけたりもしました。

そんな感じで、3周目の中盤にさしかかったころ、突如雷が!。そして、しばらくして後ろからバイクがやってきて一言。
「雷が鳴ったので中止です!」
「!?」

こうして、初めて参加した富士チャレンジ9時間チームエンデューロは8時間半で幕を閉じたのでした。

気になる順位ですが、なんとクラブ・ロードロAが10位に!

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土砂降りの中、必死に走った甲斐がありました。



結果的には雨が降ってしまい、17時を待たずに大会終了となってしまいましたが、富士チャレンジに参加して本当によかったです。
すごく疲れましたが、同時に充実感がハンパないです。とても楽しかった。
チームでレースに出るのって本当におもしろいですね。できれば来年も出たいと思いました。

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最後の集合写真。みんな嬉しそう。



みなさんもぜひ富士チャレンジに参加してみてください。
きっといい思い出になると思います。