2000km走ってわかったロードバイクの良いところ、悪いところ
Bikes rule the road. / astrangelyisolatedplace
【本題に入る前にお知らせ】
「自転車仲間がいないなら自分でチームを作ればいいじゃん」という安易な発想から、ロードバイクチームを作ってしまいました。
横浜周辺で自転車仲間がほしい人はぜひ下記の記事をご覧ください。
【ここからが本題】
GIANT TCR2を購入して、約半年。ようやく総走行距離が2000kmを超えました。そこで、現時点までで気づいたロードバイクの良いところと悪いところを書いておきます。これまで書いてきたことと重複している部分もありますが、念のため。
1.土曜、日曜に早起きするようになった
これからのシーズンはわかりませんが、夏場は日中暑くて自殺行為なので、なるべく早朝に走るようにしていました。結果的に、休日に早く起きる習慣が身につき、その日一日を有効活用できるようになったと思います。
2. 仕事とプライベートにメリハリがつくようになった
週末の早朝はロードバイクに乗ると決めていたので、金曜の夜は残業せず、なるべく早く帰るようにしていました。それが金曜以外にも波及していき、以前より仕事にメリハリ、オンオフがつくようになりました。
3.週末が楽しくなった
ロードバイクを始める以前は、とくに熱中するものもなく、やることがないので休日出勤するということがよくありました。もちろん充実感もなく、楽しくありません。でも、ロードバイクに目覚めてからは、土日が待ち遠しくて仕方がありません。なんか10代に戻った気分です。
4. 盗まれないか心配になる
TCR2はロードバイクの中では安いほうです。それでも9万円ほどしたので、ママチャリなどに比べたら高級車だと思います。また、片手で持てるくらいの軽さなので、持ち運びも苦になりません。当然、盗まれる可能性もママチャリより高いでしょう。そのため、少し目を離すだけでも「盗まれてしまうんじゃないだろうか...」と不安になってしまい、心休まりません。
5.ふらっと自転車で買い物に行けなくなる
そんなわけで、ママチャリ感覚でロードバイクに乗って買い物に行くというのができなくなってしまいました。
6.駐輪する場所がなかなか見つからない
仮にロードバイクで買い物に行ったとしても、なかなか停められるスペースが見つかりません。というのも、ロードバイクはスタンドがないのが普通なので、壁などに立てかける必要があるからです。しかも、フェンスやガードレール、電柱のように、カギを巻き付けられる構造物でなければなりません。停めたいときほど意外と見つからず、周辺をウロウロするはめになります。
7.距離感覚が狂ってくる
50km、60kmでは物足りず、100km走ってようやく満足感が得られるようになる。今まで電車を使って移動していたのがアホらしくなり、県外への移動にも自転車、通勤にも自転車、とにかくどこでも自転車に乗って行くようになる。そのころになると、もう一般人と距離感覚がだいぶずれているはずです。
8.雨の日に乗れない
ロードバイクには泥よけがないし、雨水がサビの原因になったりするので、雨の日に乗れません。
9.驚異的なペースで貯金残高が減っていく
それまで趣味らしいものといえば映画鑑賞くらいで、たいしてお金はかかりませんでした。ところがロードバイクは違います。パーツやアクセサリにめちゃくちゃお金がかかる。貯金残高の減るスピードがあまりに速く、恐ろしくなります。
10.自転車屋に行くのが楽しくなる
お金が減っていくのをわかりつつも、自転車屋通いがやめられません。買うものがなくてもつい行ってしまいます。あのワクワク感は謎です。
11.旅行先で自転車屋を探すようになる
ロードバイクに乗るようになって、出張でニューヨークとパリに行きました。どちらも自由時間があったのですが、観光地巡りよりも自転車屋を探している時間の方が長かったです。
12.人の乗っている自転車が気になる
もともと人の持ち物とか興味ない人間だったのですが、自転車は別です。すれ違うロードバイクや信号待ちで止まっているロードバイクをついつい目で追ってしまいます。ニューヨークやパリでも、路駐している自転車の写真ばっかり取っていました。おそらく、TCR2のデザインを気に入っていないからだと思います。無意識のうちに次に乗るロードバイクを探しているのでしょう。
13.歩道を走っている自転車が気になる
自転車は車両だから本当は車道を走るんですよ、と言いたくなります。
14.逆走している自転車にイラッとくる
危ないし、道交法違反だぞと。
15.Googleマップを見ながら、目的地までの道順を考えるのが楽しくなる
とくに始めていくところはワクワクしますね。最短ルートはどれか、とか。
16.Youtubeで自転車関連の動画を漁るようになった
メンテナンスの方法からツール・ド・フランスのダイジェストまで。ロードバイク関連でわからないことや知りたいことがあるとき、Youtubeが便利です。あと、すごく暇つぶしになる。
17.家族の理解が得られず辛い
これは距離感覚の話とも絡んでくるんですが、自転車で100km走ってくると妻に伝えると異常者のような扱いをされます。説明しても理解してもらえず、ケンカになることもしばしば。
18.レーサーパンツを履く勇気がない
俗にいう「ピチパン」というやつです。例に漏れず俺も履くのが恥ずかしくて、まだ買ってません。
19.ビンディングペダルの素晴らしさに感動
あの自転車と体が一体になった感覚。どんなに漕いでも足がペダルから離れないという安心感。一度使うと二度とやめられません。個人的には平地よりも坂を登るのがラクになりました。
20.漕ぎ出しの快感にハマる
それまでママチャリしか乗ったことのなかった自分には、ロードバイクの漕ぎ出しの軽さ、スムーズさには衝撃を受けました。自転車という乗り物に対する考えがガラリと変わった瞬間です。以降、最初の一漕ぎ目が大好きになりました。
21.周囲にロードバイクを理解してもらえない
やっぱりロードバイクの良さは乗らないとわからないのかもしれません。周囲の人に良さを伝えているんですが、なかなか理解してもらえないし、理解してもらえたとしてもイニシャルコストが高いので、実際に始める人がいません。結果、仲間が増えず...。
いちおう悪いところも挙げましたが、それらは些細なことです。悪いところを帳消しにするくらい良いところがあるし、楽しい経験をしているので、ロードバイクを買って本当に良かったと思っています。こうなるとわかっていたら、もっと高いやつを買うんだったと後悔しているくらいですから。
もちろん、ほかにもいろいろあるんですが、とりあえず思いついたのはこんなとこです。他にも出てきたら、随時加筆していきます。
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