俺に必要なのは新フレームではなくスマートトレーナーだと気づいた
落車してカーボンフレームにクラックが入ってしまい、業者に補修を依頼すべきか、それともフレームを買い換えるか悩んでいました。
いろいろ考えたんですが、業者に直してもらった方がいい気がしています。
▼一連の落車シリーズ
新フレームを買っても実走できる時間は増えない
新フレームは欲しいですが、でも新フレームに載せ替えたところで実走できる時間は今より増えるわけではありません。
今後増えない可能性はゼロではありませんが、家庭の状況を考えると、まだ当分先になりそうです。
そう考えると、新フレームにしたところでそれを使う機会がほとんどないことになります。
ディスクブレーキ時代への移行期
今ロードバイク界はリムブレーキ主流からディスクブレーキ主流の時代への移行期です。
おそらく俺が思う存分実走できるようになる頃には、ロードバイクの選択肢はディスクブレーキ一択の時代になっているでしょう。
そのときディスクブレーキのフレームに乗り換えられるよう、少しでも資金を貯めておいたほうが懸命な気がします。
せっかく今買っても、思う存分走れるようになるころには新たに欲しいフレームが出ているはずです。
バイクよりもエンジン
速さに直結する要因として、よく「バイクよりもエンジン」だと言われます。
つまり、フレームやホイールなどの機材よりも、それに乗る人間の脚力や体力の方が重要だというわけです。
これはすごくもっともで、新しいフレームに買い替えたところで俺は速くなれないでしょう。
フレームの効果で高速巡航が楽になったり、ロングライドで疲れにくくなったりはするかもしれませんが、ベースとなる俺自身の筋力や持久力が変わるわけではありません。
グループライドを楽しむのに必要なもの
俺は別にゴリゴリの競技志向ではありませんが、それでもやっぱり速くなれるなら速くなりたいです。
かつてのようにロードロのメンバーたちと往復200km、獲得標高3000mみたいなロングライドでアタック合戦とかしたいです。
そして、そんなグループライドを楽しむにはそれなりの脚力・体力が必要になります。
脚力・体力がなければみんなについていけず、終始一人旅。そんなのただのソロライドです。
でも今の俺には、それがない。
新フレームを買ったところで勝手に付いてくるわけでもない。
新フレームよりもスマートトレーナー
つまり今の俺に必要なのは、新フレームではなく、トレーニングにほかなりません。
1日1〜2時間程度しかない自分の時間をトレーニングに当てる必要があります。
我が家の地理的な問題で、実走でトレーニングするにはどんなに少なく見積もっても3時間は必要です。
そうなるとやはりローラーを活用するしかありません。
しかし、昨年買ったスマートトレーナーのTacx Bushido Smartは修理に出して二度と帰ってきませんでした。
さらに数日前には、長年使い込んでいたミノウラのLR340が天に召されてしまいました。
ローラーをするには買い直さなくてはなりません。
そしてどうせ買うならスマートトレーナーです。
選択肢は1つしかない
というわけで、俺に必要なのは新しいフレームではなく、スマートトレーナーです。
新フレームとスマートトレーナー両方を買う余裕はありません。
となると、クラックの入ったカーボンフレームの対処として取れる選択肢は1つしかありません。
そう、業者による補修です。
決して安くはありませんが、でも俺が取りうる選択肢の中では一番安くすみます。
もともとショップに提案されたvery best ofはエアロフレームではないのが引っかかっていたし、何よりCarreraのエラクルエアを満足できるほど乗り込んでいない。
だからカーボンドライジャパンさんに補修してもらい、今後も乗り続けようと思います。
行きつけのショップにはいろいろと便宜を図ってもらったから心苦しいのだけど、やっぱり自分が納得できる選択をすべきですね。
さっそく店員さんに伝えてきます。
cinelli(チネリ)のvery best of(ベリーベストオブ)なるフレームについて
カーボンフレームであるエラクルエアのトップチューブにクラックが入ってしまいました。
前回記事に書いた通り、ひとまずプロの判断を仰ごうと思って行きつけのショップに相談しに行ったら、重症であると診断され、現実を直視せざるを得なくなりました。
▼前回の記事
ところが話はこれで終わらず…
全く別のフレームを提案される
もともとショップに行ったのは、フレーム補修のためのパーツのバラシ→カーボンドライジャパン(CDJ)にフレーム発送と受領→バイク組み立て、という一連の作業をお願いできないか相談するためでした(俺には時間も作業スペースも工具も技術も知識もないので)。
そのお願い自体は問題なく受けてもらえることがわかりましたが、しかし別案として、cinelli(チネリ)のvery best of(ベリーベストオブ)という名のフレームにコンポ類を載せ替えるというアイデアを提案されました。
ベリー ベスト オブ | 製品情報 | 株式会社ポディウムより
これがvery best ofです。
クラックの入ってしまったCARERRAと同じイタリアンブランドだから俺が好きそう、そして、現品限りのセール中だから、というのが提案された理由のようです。
お金をどう工面するかというのはいったん保留するとして、さてどうしたものか…。このフレームにまったく魅力がないわけではないので迷ってしまいます。
というわけで、頭の整理も兼ねて記事にします。
very best ofのいい点
まずは今の自分にとってこのフレームが魅力的に映る理由を挙げてみます。
デザインがカッコいい
なによりもまず見た目が自分好みです。フレームの形や黒地に金というカラーリング。実物は写真で見るよりもはるかにカッコよかった。
ハイエンドモデルなのにエラクルエアを買い替えるより安い
このフレームはcinelliのフラッグシップモデルらしいのですが、セール品のため格安でした。
さすがCDJに補修してもらうよりは高いですが、でもミドルグレードのフレームであるエラクルエアを買い直すよりは安くすみます。
very best ofの悪い点
次に、悪いというか、ひっかかりを感じるポイントをいくつか挙げてみます。
インプレが少なく、信憑性に欠ける
マイナーなフレームなのかレビューが少なく、わずかにあるレビューもほとんどショップや自転車メディアのインプレのみ。
なかには正反対のコメントをしている人もいたりして、いまいち信用できません。
エアロフレームじゃない
エアロフレームにディープリムっていう組み合わせが一番好きです。見た目的に。
ただ、1分1秒を追い求めるシリアスライダーでもないので、そこまでフレームにこだわらなくてもいい気がします。
でも一方で、自分程度の脚力でも高速巡航時にスピードを維持しやすいのをエラクルエアで体感しているので、やっぱりエアロフレームがいいなとも思ったり。
ディスクブレーキじゃない
今回勧められたフレームはリムブレーキモデルです。
でも自転車業界のトレンドを考えると、ディスクブレーキですよね。
このあと何回フレームを買い換える機会があるのかわかりませんけど、今回が最後の機会になることは十分ありえるわけで、それを考えるとディスクブレーキにしておいたほうがいいのかなという気もしています。
ただ、ディスクブレーキってメンテナンス難しそうだし(印象です。調べてません)、今持ってるホイールとかパーツ類が使えなくなるんですよね…。
ネット通販だともっと安い
カラーリングが違うモデルですが、サイクリングエクスプレスだとショップで買うよりもさらに安く変えるんですよね。
エラクルエアに乗り足りない
何よりも、まだエラクルエアに全然乗ってないんですよね。
トータル2500kmくらいかな。しかも3年半で。
なので、まだまだ乗り足りないです。
検討時間が足りない
あと、この件をしっかり検討できていません。
very best ofは取り置きしてもらっているんですが、10日間しか待てないと言われています。この記事を書いてる時点で残り3日です。
仕事と家庭で時間を奪われ、落ち着いて考える時間を確保するのが難しく、納得行くまで“可能性“を検証できてないのが嫌です。
というわけで、数だけでいうと「引っかかる点」のほうが多いです。
でもこういうのって数だけでは測れないでよね。趣味なんで。
もう少し悩んでみようと思います。
(金銭の工面どうすっかな…)
カーボンフレームに入ってしまったクラックの深刻さを見分ける方法
悲しいことに愛車のトップチューブにクラックが入ってしまったわけですが、カーボンフレームに入ったクラックって、イマイチ深刻さがわからないですよね。
見た目は小さなヒビだったとしても意外と深刻なダメージを受けてたりするし、かと思えば実は塗装面がヒビ割れしてるだけで、乗り続けても問題なかったりすることもあるようです。
クラックの深刻さによって、その後の対応や出費が大きく変わるので、素人でも見分けられる方法があれば知りたい人は多いと思います。
というわけで、カーボンフレームに入ってしまったクラックが、そのまま乗り続けていいレベルなのか、それとも修理した方がいいのか素人でも判別できる方法を調べてみました。
▼前回の記事
▼カーボンフレームにクラックが入った経緯
自転車屋の考える判断基準
まずは自転車整備のプロである自転車屋さんは、どういう判断基準を持ってるのか調べてみました。
神奈川県の一部で有名な(?)サガミサイクルセンターでは、以下のような基準で判断しているようです。
下記のような症状があれば、カーボンが割れている可能性大ですので修理をお勧めします。
・ヒビの部分が触ってわかるくらいの段差がある
・指でなぞると棘のようなものがひっかかる
・ヒビの部分を強く押すとミシミシ鳴る
・ヒビが少しずつ広がってきた
この判断基準をもとに俺のフレームに入ったクラックを調べてみると…
・指で触ってわかるくらいの段差
→ある
・棘のようものがひっかかる
→ひっかからない
・押すとミシミシ鳴る
→鳴らない
・ヒビが広がってきた
→広がってない
という感じで該当するのは1/4です。
定番のコインチェック法
有名な方法に「コインチェック法」というのがあります。
カーボンフレームはクラックが入ると叩いたときの音が変わるので、コイン(10円でも100円でもなんでも可)で軽く叩き、その音を頼りにクラックの範囲を調べる方法です。
ただ塗装面にヒビが入ってるだけであれは音は変わりませんが、カーボン積層に入った本物のクラックであれば、周りと比べたときに音に違いが現れます。
具体的なやり方はYouTubeとか探せば出てくるので、詳しく知りたい方はそちらをどうぞ。
試しに自分のフレームでやってみたら、クラックの部分は当然の如く音に違いがありました。
いちばん手っ取り早い調べ方
チームメイトからは、「押して凹んだらクラックが本当に入ってる」と教えてもらいました。
超手っ取り早いですね。
自分のフレームで試してみると…うーん、凹んでるような凹んでないような…よくわかりませんでした。
俺のフレームはガチのクラックなのか?
結局のところ、俺のエラクルエアに入ってしまったクラックは塗装面が剥がれただけなのか、それともカーボン積層にまでクラックが入ってるのか?もし後者ならその深刻さはどの程度なのか?
当初は願望もあって「塗装面の剥離じゃね?いや、きっとそうだ」と思っていたのですが、上で挙げたような基準に照らし合わせると、ガチのクラックっぽい。というか、今写真を見返すと、これ明らかにガチだろ。…認めたくないけど。
という結論になりました。
実際、落車の翌日に行きつけのショップに持ち込んで店員さんにみてもらったら、「けっこうひどいね」「カーボン層の最下層が見えちゃってるね」とのこと。
……
…………
………………
マジかあああああああああああ!!!!!
落車ネタ、まだまだ続くよ!
(まだだ、まだ終わらんよ!)
カーボンフレームにクラックが入ってしまったローディーに残された5つの選択肢
前回の記事の続きです。
落車してカーボンフレームのトップチューブにクラックが入ってしまいました。
ショックのあまり、どうやって帰ったのかあまり覚えておらず、気づいたら家でした。
▲前回とは別アングルからの画像。
くよくよしていてもしょうがないので、とりあえずこの後どうするか考えなければいけません。
カーボンフレームにクラックが入ってしまった後に取れる選択肢は大きく分けて5つかなと思います。
1. ロードバイクを卒業する
つまり、ロードバイクに乗るのを辞めるということです。
この後説明する3〜5を選択できる経済力がなかったり、落車のショックでロードバイクに乗るのが怖くなってしまったり、あるいは乗り続けることに家族の理解が得られなかったり。
そういった事情の人は、これを機会にロードバイクを卒業するという選択をするかもしれませんね。
ちなみに俺は辞めるつもりないです。
懐事情は寂しいし、家族の理解もすごく得られているとは言えない状況ですが、まだまだ走り足りないし、今現在満足に走れていないので、走りたい欲は衰える気配すらありません。
2. クラックの入ったフレームに乗り続ける
なかにはクラックを補修せず、そのまま乗り続ける人もいると思います。
わかります、その気持ち。俺も一瞬そう考えましたから。
クラック自体は小さいし、一見すると塗装が剥げただけのようにも見える。クラックを押しても凹んだりしない。だから、「このまま乗り続けても大丈夫そう」って思いました。
お金のことを考えると、なおさらこのまま乗り続けるのが最良のような気もします。
でもね、やめた方がいいと思います。まじで。
カーボンフレームは材質の性質上、目に見えない部分にもクラックが入っていたりするからです。また、放置し続けると、クラックの範囲が広がっていきます。
走っている最中にそれがきっかけでフレームがポッキリ折れたりしたら、最悪死ぬことだってありえます。検索してもそんな例あまり見つからないんですが、でもそれくらいのことは覚悟したほうがいいと個人的には思っています。
なので、クラックを補修せずにこのバイクに乗り続けるという選択肢は俺は取りませんでした。
3. 自分でフレームを補修する
フレームを補修する場合、自分で補修するという選択肢があります。
具体的な方法はネット上にたくさんあるので適当に検索してみてください。「カーボンフレーム 補修」とかで検索すれば出てきます。
チームメンバーに自分で補修する場合のメリット、デメリットを聞いてみたところ、以下のようなことを言っていました。
メリット
・安い(クラックの程度にもよると思いますが、1万円しないくらいだったそうです)
デメリット
・根気がいる
・しっかり直った保証がない
・補修後の塗装が大変(破損前の塗装と同クオリティにするのは難しいっぽい)
俺も安さに惹かれて、自分で補修しようかと思いました。
でも、完全に直ったという保証がないのは怖いし、子供が小さいから補修のためにまとまった時間を確保するのが難しい。作業スペースを確保するのも大変そう。そして何より、とても不器用なので、失敗する可能性がかなり高い(チームメイトにも失敗するイメージしかない、と言われる始末)。
というわけで、自分で補修するのも早々に諦めました。
4. 業者にフレームを補修してもらう
世の中にはいろんな“プロ”がいるもので、それはカーボンフレームの補修に関しても同様です。
代表的なところでいうと「カーボンドライジャパン」という業者がいます。
ここならカーボンフレームのクラックをきれいに直してくれ、そのうえ塗装もけっこうきれいに仕上げてくれるそうです。ウェブサイトに詳しい事例紹介とか掲載されているので、気になる人は検索してみてください。
ただネックが3つありまして。
ネック1. フレームを裸の状態にする必要がある
カーボンドライジャパンにフレームを補修してもらうには、フレームからコンポ等のパーツ類をすべて取り外し、裸の状態にする必要があります。
「なんだ、そんなことか」と思う人もいるでしょうが、不器用な人や時間がなかなか取れない人からするとけっこうハードル高いんですよね。
例えば俺は、さっき言ったように不器用なので、自分でメンテやらパーツ交換やらするとかえって時間がかかるし、失敗して余計に出費がかさんだりするので、殆どの作業を行きつけのショップにお願いしています。
そうすると困るのが、カーボンドライジャパンに発送しようにも、工具を持ってないのでフレームを裸にできないんですよね。
あと、子供が小さいこともあって、まとまった時間が取れないし、取れたとしても子供が乱入してくるので、バラす時間を確保するのがけっこう難しいです。
ネック2. 自分で発送しなければならない
自分でフレームを梱包して発送しなければいけないのもネックですね。
輸送中に破損しないようにしっかり保護・養生しなければいけないし、フレームが入る大きさのダンボールを用意するのも面倒です。
時間的に余裕があればどうにかなると思いますが、あんまりやりたくはない作業ですよね。
ネック3. 補修費が高い
プロに頼むはぶっちゃけ結構高くつきます。カーボンドライジャパンのウェブサイトに掲載されている価格表を見た感じだと、トップチューブの補修には6万円ほどかかるようです。
ただ、あくまで概算なので、実際にフレームを送ってもらい、ちゃんと見積もりをとってもらったら6万円以上になることもあるでしょう。
また、見えない部分にクラックやカーボン層の剥離が起きていないか検査してもらう場合、追加料金がかかるようです。
自分は素人なんでこの価格が妥当なのかどうか皆目検討もつきませんが、安心と時間をお金で買うという考えの人もいるでしょう。
といったように、こうしたデメリットとメリットを天秤にかけて、業者に補修を依頼するかどうかを決めることになります。
5. 新しいフレームを購入する
新しいフレームに買い換えるという手段もありますね。
この選択肢はデメリットらしいデメリットがないですね。お金を除いては。
乗りたいフレームがあって、お金に余裕があるのであれば、たぶんベストな選択だと思います。
というわけで、カーボンフレームが破損してしまったローディーに残された選択肢は5つくらいあるわけですが、俺はどうするのかというと…正直決めかねています。
う〜ん、どうしよう…。
次回に続きます(まだまだ続くよ!)
落車してカーボンフレームのトップチューブにクラックが入った
やらかしてしまいました。
大事な大事なエラクルエアのトップチューブにクラックが入ってしまいました。
人生2度目の落車で、2度目のカーボンフレーム破損です。
今のところ、落車したら100%フレーム破損してます。
とても泣きたいです。
でも、泣いていてもどうしようもないので、ブログのネタとして昇華させます。
急に猫が飛び出してきて、避けたらコケました…
— ドコデモ (@dokodemo173) 2020年7月2日
ツイッターではこんな感じで書きましたが、分かりやすくするためかなり端折って書いたので、もう少し詳しく説明します。
というわけで、今回は当ブログ2回目の落車のお話。
前回の落車の教訓を活かす
仕事が早く終わり、娘が保育園から帰ってくるまでに2時間くらいあったので、外に走りに行くことにしたんです。
最初は緑区役所前の坂をリピートしてみようと思ったんですが、幹線道路に出ると思った以上に横風が強く、煽られてよろけそうになりました。
このとき、数年前に経験した落車のことが頭をよぎりました。
そのときの記事がこれです↓
tyari.hatenablog.com
tyari.hatenablog.com
あのときの落車は、まさに幹線道路で横風に煽られたのが原因だったんですよね。
フロントフォークがポッキリ折れたのと引き換えに、「風が強いときは無理して走らない」という教訓を得ました。
ましてや今は当時と違い、エアロフレームにディープリムのホイールという横風の煽りにとても弱いバイクに乗っています。
なので、このまま幹線道路を走り続けるのは危険と判断し、引き返すことにしました。
……今思うと、このときおとなしく家に帰っていればよかったんですよ(悲)
近場のトレーニングコース探しに目的変更
幹線道路を走らなければ、横風に煽られるリスクは減るだろうと考えました。そして、その予想は的中します。
この程度の風なら家に帰るほどでもないかな、と思った俺は、近場でトレーニングコースを探すことにしました。
これまでブログで何度も書いているように、うちの近所にはトレーニングに使えるようなコースが皆無なんです。近所っていうのは、片道30分くらいで行ける距離内くらいのイメージだと思ってください。
ただ、もしかしたら俺のリサーチ不足で、ジャイアント坂くらいの登りなら探せばあるのでは?という気もしていて。
だから、この日は目的を「トレーニングに使えそうな坂を探す」に切り替えたんです。
で、あとはひたすらgoogleマップを頼りに、坂や周回コースとして使えそうな道を探して1時間くらいウロウロしました。
ニャンニャン落車
トレーニングに使えそうな坂を探していたら、とある坂を見つけました。上り切ったかなと思ったら、まだ上り坂が続いています。そこから先は急に道幅が幅が狭くなり、アスファルトの質もちょっと悪くなっているようです。
雰囲気的に行き止まりっぽい感じがしたのですが、少しでも登攀距離が長いほうがトレーニングになると思い、先に進んでみました。
しばらく行くと上り坂が終わり、畑の脇を抜ける細い道になりました。
「あ〜これ、きっと行き止まりだわ」と思いつつも、畑を左に見ながら先へ進むと、急に左から猫が。バイクの少し先を横切ったとかじゃなくて、ダウンチューブの真下に入り込んできました。
「うわっ!轢いた!?」と思って急ブレーキ。
で、顔を上げたら、行き止まりって思うじゃん?
違うの。
地面がないの。
行き止まりじゃなくて、下り階段だったの。
バイクは階段前で止まりきらず、投げ出されて吹っ飛びましたよ。
猫が原因で落車したってツイートしたら、こんなコメントが↓
アンダルシアの夏みたいだ。
— Aki (@cyclerockcamera) 2020年7月2日
まじそれな。
『茄子 アンダルシアの夏』
ロードバイクアニメの傑作なので、未見の人はぜひご覧ください。
体は無傷。心とフレームは重症。
中に投げ出された瞬間、本当にスローモーションになりました。すごく鮮明に覚えてる。
俺の体は階段の柵にぶつかり、バイクは右側に倒れて1回バウンドし、最後は左に倒れて止まりました。
不思議と体は無傷。
すぐに起き上がってバイクを確認しました。ディレーラーは問題なく変速できる。サイコンもライトも壊れてない。バーテープが少し破れた。タイヤの振れは…あるような、ないような。
フレームは大丈夫かな…と思ったら、トップチューブにクラックが…。
……
…………
………………
……………………
気づいたら、家にいました。
このネタ、まだまだ続きますよ。次回をお楽しみに。
(ブログネタにでもしないとやってられない!)