ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

右膝の皿(のちょっと下)が痛いのに原因がわからないから横浜市スポーツ医科学センターに行ってきた。

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横浜市民で良かった〜。だって、こんなにしっかりした設備と人材のそろったスポーツ整形の専門機関があるんですから。

今回はここ最近、俺が悩まされている右膝の痛みとその治療のために訪れた「横浜市スポーツ医科学センター」について書こうと思います。

mri of my knee
mri of my knee / dennis

右膝が痛い...でも原因に心当たりがない。

事の発端は10日くらい前。ソロで三浦イチをしたところ、60〜70kmほど走ったあたりから右膝に軽い痛みを感じはじめました。そのときはまだ膝の前が痛いのか外側が痛いのかもハッキリとせず、なんとなく膝頭周辺が痛いといった感じでした。
その後、ロードロのメンバーと2度ほど尾根幹〜津久井湖周辺を走ったのですが、どちらも60km程度走ったあたりで痛みが発生。今度は痛む場所もハッキリし、帰りはほとんど左足一本でのペダリングを余儀なくされるほどになったのです。

場所は膝のお皿と脛の骨との継ぎ目あたり。基本的にはここが痛いのですが、無理してペダリングしていると次第に脛にしびれを感じたり、太腿の外側(股関節と膝の中間あたりの位置)にピンポイントで痛みが生じます。

乗り始めからしばらく、時間にして2時間くらいはまったくと言っていいほど痛くありません。尾根幹のファミリーマート前の坂をガチでダンシングしてもなんともない。でも、60kmを過ぎたあたりから徐々に違和感を感じ始め、次第に明確な痛みとなるんです。

自転車を降りると、その日はペダリングしているときほどではありませんが痛みがあります。しかし、一晩経つと痛みは消え、日常生活にはまったく支障がありません。階段の登り降り、正座などは問題なくできます。

これが症状。
しかし、原因に心当たりがありません。ポジションはまったく変えていないし、シューズの裏を確認してもクリートがずれているなんてことはない。レーパンは変えていないからパッドの厚みも変わってないだろうし。ペダリングは少し変えたけど、それは1か月以上前からだから今になって痛み出すのも変な気がするし...。


「横浜市スポーツ医科学センター」って何なの?

で、先週の木曜、ロードロメンバーのSBTくん、KMTさんとの朝練の帰りに「さすがにこれはまずい!」と思い、他のメンバーにどこかいい整形外科がないかと聞いたところ、坂バカ氏におすすめしてもらったのが「横浜市スポーツ医科学センター」でした。

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やっぱり持つべきものは仲間ですね!

どうやら横浜市スポーツ医科学センターは診療・体力測定・健康診断・スポーツ教室などを行っている横浜市の医療機関で、日産スタジアム内にあり、プールやトレーニング施設も完備されているみたいです。

横浜市スポーツ医科学センターは、スポーツ診療(クリニック)、体力測定、各種スポーツ教室、トレーニングルームや25mプールを使った体力づくり(運動療法)、施設の貸出を通して、皆様の健康で豊かな生活をサポートしています。


トップページより

ふむふむ、簡単に言うと、病院に整骨院とリハビリ施設とトレーニングジムを足したようなものでしょうかね。かなり乱暴な説明の仕方ですが、イメージとしては間違ってないと思います。

それで、今回はその中にある整形外科に行ってきました。
ウェブサイトによると、ここの整形外科の先生は...

FIFAサッカーワールドカップの前日本代表チームドクターであった清水医師、日本体育協会公認スポーツドクターの赤池医師他が診察にあたります。

整形外科のトップページより

期待が高まりますね。


骨に異常なし! でも...

というわけで、さっそく予約して受診してきました。

平日の午前中だから空いてるかなと思ったんですが、そんなことまったくない。普通に混んでました。
ママさんバレー中に怪我しちゃいました的な女性患者さんもいるし、部活中に怪我してしまったので先生に付き添われてやって来ました的な中高生の患者さんもいて、趣味レベルからガチでスポーツに取り組んでいる人まで、幅広い層の人が診察に訪れているようです。

診察まで20分くらい待ちまして、いったん医師による問診・触診を受けてから別室でレントゲン撮影。膝と腰を前と横から撮影されました。

医師「膝の骨に異常なし! 原因は筋じゃね? あ、あと脊柱管狭窄症だから(意訳)」。
俺「よかった〜骨に異常なしかぁ...!? 脊柱管狭窄症!?」

脊柱管狭窄症の詳細は以下のページを読んでみてください。
kanja.ds-pharma.jp

これまたざっくり説明すると、脊椎の中を通っている神経が圧迫されてしびれや痛みが生じる病気らしく、もしかしたら膝痛に関係しているかもとのこと。
なので、これを緩和するストレッチと膝のストレッチをしましょう、ということで同施設内にあるリハビリテーション科で理学療法士の診察とストレッチの指導を受けることになりました。

ちなみに、ここまでですでに1時間くらいが経過。さらにここから2時間かかりましたよ。
利用しようと思っている人は半日つぶれるくらいの覚悟で行ったほうが良いと思います(とくに初診は)。


体固すぎww だから膝が痛くなるんだよ!

理学療法士さんは、俺の脚を念入りに調べてくれました。たぶん膝や腿の柔軟性などを確認していたんだと思います。
で結論、「オメーの尻と腿の筋肉固すぎww だから膝が痛いんじゃね? ストレッチのメニュー組むから毎日これやっとけや(意訳)」。
俺は体がめちゃくちゃ固いです。理学療法士さんに「固いですね...」と3回くらい言われました。自分でもわかっていましたが、あらためてハッキリ言われるとなかなかショックです。

今まで普通だと思っていたんですが、俺の膝の皿の位置はおかしいらしく、普通の人よりも外側に向いていると言われました。なんでも、太腿外側の筋肉は膝の皿の下あたりでくっついているらしいのですが、その筋肉の柔軟性がまったくないために、膝の皿が外側に引っ張られているんだとか。
で、筋肉が固いせいで、長時間ペダリングしているうちに膝と筋肉の付け根周辺(つまり膝の皿周辺)で炎症が起きるのではないか、ということらしい。

ちなみに脊椎管狭窄症の影響かどうかはよくわからないみたい。
というか、整形外科の先生は「脊柱管狭窄症」って診断していたのに、理学療法士さんは「すべり症」って言っていて、どっちが正しいのかわからず混乱しました(両者は違うものらしいので)。


とても痛〜いストレッチを教えてもらったよ!

で、痛みの治療のため、腿や尻の柔軟性を向上させるストレッチと膝の皿の向きを正すストレッチ、腰のストレッチ(筋トレ?)を教えてもらったんですが...これがスゲー痛いの。つまるところ俺の体がそれだけ固いということなんだけど、涙が出てくるほど痛くて痛くて。毎日続けて2週間後に再検査しなきゃいけないらしいんだけど、続けられるか不安。

どんなストレッチを教えてもらったのかは、膝が治ってからブログに書きますね。まだ本当にこれで治るかわからないし、効果が出てからのほうが誤解を与えずに済むと思うので。

うまくいけば、2週間後くらいには膝が治っているかも!?


まとめ

まだ膝が治ってないし、それどころか治療をし始めたばかりなので、横浜市スポーツ医科学センターを手放しにオススメすることはできません。
しかし、経歴がしっかりしていて経験も豊富な医師や理学療法士さんたちにしっかり診察してもらえるし、設備も充実しているので、とても安心感があるのは確かだと思います。
もしあなたに時間があって、ひとまず痛みの原因がどこにあるのか(あるいは、どこにないのか)をはっきりさせたいのであれば、ここで診察を受けてみる価値は十分にあると思いますよ。

痛みに悩む自転車乗りはぜひ!