ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

家庭持ちのローディーが家族を心配させずにロードバイクを楽しむ方法

スポンサーリンク

妻「もうロードバイク禁止ね(怒)」
俺「ハハハ、ちょっと冗談キツイわ〜………えーっと、マジで?」



みなさん、こんにちは。
ロードバイク楽しんでますか?
俺は楽しんでます。もうメチャクチャ楽しい。だから、毎日でも乗りたいくらいです。
暇さえあれば、実走したい、ローラー回したいと考えてるので、ついつい家族への対応がおざなりになってしまい、顰蹙を買ってしまうレベル。

でも、だからといって家族に迷惑かけたり、心配させたりするのはよくないと思うんです。
最近、いろいろあってそう思うようになりました。こんなニュースもありましたし。


ロードバイクは一生続けたいと思うくらい楽しいスポーツですが、それと同時に、危険と隣り合わせのスポーツでもあります。
車道を走るし、原付と同じくらいスピードも出る。それなのに着ているのは薄っぺらいサイクルジャージ1枚だけ。ヘルメットをかぶっていたとしても、交通事故に巻き込まれたらまず間違いなく怪我するし、下手したら死にます。

Accident Aftermath
Accident Aftermath / TimothyJ


で、冒頭のやり取りにつながるわけです。

こんなスポーツやってたら、そりゃ家族は心配します。事故に遭ったらどうしようとか、怪我して帰ってきたらどうしようとか。
あなたの身に何か起きることを家族は望んでいませんし、あなただって自分の趣味のせいで家族に悲しい思いをさせたくはないでしょう。

自分の時間を優先させた結果、家族の反感を招くのは仕方ないと思うんですけど、事故に巻き込まれたり、他の人に怪我を負わせたりしたことで家族に悲しい思いをさせるのはよくないです。

偉そうに語っていますが、俺はそういった視点をすっかり忘れていて、妻に「ロードバイク禁止」を言い渡された愚かな男です。
しかし、この出来事で家族を心配させないためにも、そして心からロードバイクを楽しむためにも、万が一に備えた準備と対策が必要だと気がつきました。
そして、先日、家族会議を行い、無事許しを得てロードバイクの続行許可が出た次第です。

そこで、今回は俺の小さな脳みそをフル回転させて考えた「家族を心配させずロードバイクを楽しむ方法」をご紹介します。


1.行き先を伝えておく。

これは基本中の基本ですね。

人は「わからないこと」に不安を感じる生き物だといいます。
あなたの家族もあなたが今日どこに行くのか、今どの辺りにいるのかわからないと、とても不安になるでしょう。

朝、少しでも家族に快く送り出してもらうためにも、そしてあなた自身が心からライドを楽しむためにも、その日の行き先やおおよそのルートなどを家族に伝えておくことが大切です。


2.道交法を守る。

これも言うまでもありませんよね。

多くの人がルールに沿って行動している中で、1人だけ異なる動きをすると、それだけ事故が起きやすくなります。
だから、車が来なくても赤信号は止まる、右折は二段階右折するなど、決められたルールを守りましょう。

めんどくさいという気持ちもわかりますが、あなたの身から少しでも危険を遠ざけるためであり、家族を心配させないための手段であると考えてください。


3.自転車保険に加入しておく。

どんなに注意していても、事故に遭うときは遭うもの。なので、事故後に備えた用意も必要です。
具体的には自転車保険ですね。

言うまでもなく、怪我した場合はその治療や通院のためにお金がかかります。1回1回はわずかな額だったとしても、それが長期間に渡る出費となるとボディブローのように家計に効いてくるでしょう。
また、もし万が一、他人を巻き込んで怪我を負わせたり、物を壊したりしてしまったら…。高額な慰謝料や損害賠償を請求されるわけです。あなたの体の心配に加えて、金銭面での苦労、そして迷惑をかけた相手への負い目など、さまざまな心理的負担を家族に強いるなんて、考えただけで胸が苦しくなってきませんか?

そんなときのことを考えて、自転車保険やそれに類する保険に入っておきましょう。
加入しておけば、通院費や治療費、入院費、相手への賠償などが保障されますので、上に書いたような心配が全部とまではいかないまでも多少は軽減されるはずです。

ちなみに俺はセブン-イレブンの自転車保険に入っています。他にも有名どころだとauの自転車保険もありますね。自動車保険の付帯として自転車保険が付いている場合もあるみたいです。

保険 こう選ぶのが正解!

保険 こう選ぶのが正解!


4.緊急時に家族に連絡が行くようにしておく。

事故に巻き込まれたり、怪我したりしたら、家族に連絡する必要があります。そのとき、自力で連絡できるならいいのですが、もし自分で連絡できないくらい重症だったとしたら。
あなたはそういった事態まで想定できていますか?

ロードバイク仲間とはLINEで頻繁にコミュニケーションを取っていますが、かといって一人一人の家族構成や緊急連絡先を把握しているわけではありません。
また、俺が主催するグループライドには初参加する人も多く、当然そういった人たちについては基本的に名前とだいたいの住まいくらいしか知らないわけです。
そんな状況では、誰かが怪我をしたとしても、その人の代わりに家族に連絡をするなんて不可能でしょう。

なので、日頃からライドのときに緊急連絡先などを記したものを携帯しておく必要があります。
具体的にはエマージェンシーカードですね。

http://www.shimano-event.jp/11suzuka/pdf/card.pdf


俺は上記リンク先のエマージェンシーカードをプリントアウトし、免許証サイズに切った段ボールに貼り付けて常に携帯しています。


5.緊急時の連絡先を伝えておく。

これはエマージェンシーカードとは逆の流れで、家族のほうからあなたに連絡したいとき、どうするのかって話です。

たとえば、あなたが予定時刻を過ぎても帰ってこないし、ケータイに電話しても繋がらないとしたら、家族は心配しますよね。そんなとき、誰に連絡したらいいのかわからないと困ります。
だから、事前に同行者の連絡先などを伝えておくといいと思うんです。
そうすれば、もしあなたと連絡がつかなくても、同行者に連絡して安否を尋ねることができます。

正直なところ、これに関しては俺もまだ実行できていません。できれば次回以降から実行したいです。
なので、メンバーに賛同してもらえるかわからないけど、クラブ・ロードロ内でお互いにケータイ番号を共有したいと思ってます。


6.トラブルが生じた時の責任の所在を明確にしておく。

これは俺のようにチームやサークルの代表を務めている人にとって重要なことだと思います。

好きでチームを作り、好きで代表者をやってるわけですが、だからといってチームとしての活動中に起きた出来事の責任をすべて俺のせいにされたら正直言ってしんどいです。
参加者が事故に巻き込まれたり、怪我したりしても、俺は責任を取れないし、責任を取れたとしても家族に迷惑がかかります。

なので、俺が主催するグループライドでは、活動中に起きた一切の出来事に関して自己責任であることを了承してもらっています。
これまではチームに入会する条件としてこれを掲げていましたが、これからはグループライド参加者全員に了承してもらうことにします。つまり、ゲスト参加の方にも明確に「自己責任」であることを伝えていくということです。
具体的には、今後、参加者募集をするグループライドにおいて、参加条件として「自己責任であることに同意できる人」というのを設けようと思っています。


7.無理しすぎない。

そして最後がこれ。

楽しいからついついオーバーペースで走ったりしてしまうんだけど、安全なライドには自制心が必要です。
体力を使い切ってしまうと注意力が散漫になってしまい、対向車や人に気がつきづらくなります。
また、力が入らないことでブレーキをかけるタイミングが遅くなったりもするでしょう。

そういったことにならないために、体力はある程度温存して走るか、それができない場合は休憩を多めに取ったりして、余力を残しておくことが大事だと思います。


まとめ

人によっては、もうすでに当たり前のように実行していることなのかもしれません。でも、俺は一部を除き、できていませんでした。
これを機会に、ただ「楽しい」だけじゃなく、「楽しくて、安全」なライドを心がけたいと思います。

それでは!







あー、柄にもなく超まじめな記事書いちゃったよ。