パンク修理ではなるべくタイヤレバーを使わないほうがいい。手だけでタイヤをはめる方法を紹介するよ。
パンクってのは風邪みたいなもんです。どんなに予防していてもなる人はなるし、ならない人はならない。
だから大事なのは、なった後どうするかだと思うんです。
つまり、いざという時に慌てないためにもパンク修理の方法をしっかり勉強しておこうぜ、ってこと。
で、まだロードバイクに乗り始めて2年ちょっとの俺ですが、初心者に向けて、パンク修理のアドバイスをしようと思います。
なんせクラブ・ロードロでパンク率No.1の男なので、クリンチャータイヤのパンク修理に関しては言いたいことがあるんです。
パンク修理の極意とは?
タイヤレバーをなるべく使うな。
これが俺の言いたいことです。
もちろん、タイヤを外すときは使わざるを得ないでしょう。でも、チューブを交換してタイヤをはめ直すときに使うのは避けたほうがいいです。
なぜなら、二次パンクを引き起こす可能性があるから。
二次パンクってのは今俺が考えた言葉ですけど、要はパンク修理中に誤って替えのチューブをパンクさせてしまうことです。
タイヤレバーを使うとめんどくさい事態になる。
どんなタイヤでも、どんなホイールでも、だいたい8〜9割くらいまでは手だけではめられるんですよね。でも、そこから先が厄介で、残りの1〜2割はとてもじゃないけど手でははめられない。
だからタイヤレバーに頼るわけですが、それでもなかなかはめられない。悪戦苦闘しているうちにタイヤレバーの先端が交換した新品チューブに食い込んで傷つけてしまい、やっとの思いではめ込んだのに、空気を入れたらパンクしていた…なんてことがよくあります。
これ経験してみるとよくわかるんですが、めちゃくちゃ腹立ちますからね。自分が悪いんだけど、やり場のない怒りを何かにぶつけたくて、思わずホイールをぶん投げたい衝動に駆られます。
とくに固いタイヤとはめ込みづらいホイールの組み合わせでよく起きます。たとえば、コンチネンタル4000GPとレーゼロの組み合わせとか。
というわけで、タイヤレバーの使用は極力控えたほうが無駄な苦労をしなくて済みますし、余計なタイヤチューブを買わずに済むので経済的です。
タイヤを手だけではめる方法がある。
じゃあ、どうすればいいのかというと、手を使うんです。タイヤレバーを使わず、手だけで全部はめましょう。
これからその方法を紹介します。といっても、自転車仲間からの受け売りなんですけどね。
1.普通にタイヤを外して、チューブを交換する。
まず、タイヤレバーを使ってタイヤを外し、チューブを交換して、無理のない範囲でタイヤを手ではめます。
すると、固くて手で入れられないところが1〜2割残ると思います(下の写真の赤丸で囲んだ部分)。
普段だったら、この部分でタイヤレバーを使うと思いますが、今回の方法では使いません。
2.タイヤを揉む。
すでにタイヤがはまっている部分を反対側(下の写真の矢印の方向)へ押し付けるように手でグイッグイッと揉みます。
揉むというか、タイヤ内にあるチューブを反対側へ寄せるイメージですね。
全体的にまんべんなく、グイッグイッと。
上のほうもグイッグイッと、揉んでいきましょう。
3.残った1〜2割部分を手ではめ込む!
全体を揉んだら、最後に残った部分を手で入れます。多少力は必要ですが、タイヤレバーを使わずにはめられるはずです。
おわりに
以上がタイヤを手だけではめる方法です。
1回経験すればコツをつかめると思うので、ぜひ挑戦してみてください。感動しますよ!
それでは。