ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

詐欺集団の親玉がついに犯行を認めた!! 彼が話した5つの動機とは?

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Arrested
Arrested / A Gude


騙すつもりはなかったんです...。

今週末にグループライドを行う予定なので、ここらで「初心者歓迎グループライド詐欺」について説明というか、言い訳・弁明をさせてもらいますね。

クラブ・ロードロのグループライドではほぼ毎回、「初心者歓迎グループライド詐欺」という極悪非道の悪行が行われています。

初心者歓迎グループライド詐欺というのは、簡単に言うと、「初心者歓迎!」とか「平坦基調なので脚力がなくても安心です!」と告知しておきながら、いざ当日になると急にガチのスプリント合戦を始めたり、思いつきで急遽ルートを変更しヒルクライムを組み込んだりして、初心者に優しくないグループライドを決行することです。

たとえば、8月に行った小田原ライドでは、「グルメライドです!」「平坦基調です!」と謳っておきながら、134号線や1号線を35km/h以上というとてもグルメライドとは思えないスピードで巡行したり、当初予定に入ってなかった湘南平を急遽登ったりしました。

また、江ノ島や三浦方面に行くグループライドでは、事前告知では一切言及せず、「目的の店が開店するまで時間があるから、とりあえず湘南国際村に登るか」みたいな流れがお約束のようになっています。

だからといって、俺のことを生粋の詐欺師、初めから参加者を騙すつもりでいた凶悪ロードバイク乗りと思ってほしくはありません。
俺だってできることならこんなことしたくないですし、騙すつもりもなかったんです。でもね、気づいたらいつもやっちゃってるんですよね…。
不思議だわ〜。マジ人間て不思議だわ〜。

それで、なんで毎回こうなっちゃうのか、その理由を考えてみたんですよ。


1.目的地に早く着くのを防ぐため。

詐欺をやってしまう理由を考えてみると、大抵の場合、目的地に早く着きすぎないようにするための寄り道だったりすることが多いんですよね。湘南国際村なんてまさにそのいい例だと思います。
そもそも、ロードロのグループライドは集合時間が6時であることが多いんですけど、別に目的地に到着する時間から逆算して設定しているわけではなくて、適当に決めています。また、事前にルートを決めるということもほとんどしません。そのため、普通に行くと、たいてい開店2時間前とかに目的の店に着くことになってしまうんですよね...。
それを防ぐため、その場のノリと思いつきで、「時間があるから湘南国際村に行こう」という展開になるわけです。


2.初参加者にいつもよりちょっとだけがんばってもらうため。

ロードバイクってより速く、より遠く走ることに特化した自転車じゃないですか。だから、その性能をできるだけ引き出したほうが楽しいと思うんですよね。
でも、「今度レースに出る」とか「速くなりたい」という明確な意志がない限り、1人で走ってると本気を出して走ることってほとんどないじゃないですか。
一方、グループライドだと自分より速い人がいたりして、その人についていくためにいつも以上に力を出して走ることになります。つまり、いつもよりちょっとだけ頑張って走ることになるわけです。
そうすることで、いつもとは一味違った世界、一味違った楽しさなんかを体感できると、俺は信じています。
全力スプリントとか激坂ヒルクライムとかって1人じゃなかなかやらないし、やれない。だから、あえてそういった状況を演出するために、初心者歓迎グループライド詐欺を行っていたりするんですよ。


3.マンネリを防ぐため。

これは上の2ともかぶる話ですが、1人だと走るコースってだいたい決まってくるし、本気出すこともすくないから、走っていてい刺激がなくなってくるんですよね。
でもグループライドなら知らない道を走ることも多いし、ましてやグループライド詐欺を行えばより一層、予想していなかったようなコースを走ることになります。
こうした誰かの思いつきで生じる「偶然性」みたいなものってイベント事では大事だと思うので、その偶然性を生む仕掛けとして詐欺を行っていたりします。


4.参加者が潜在的に望んでいるから。

これは簡単に言うと、ロードロのメンバーも詐欺を望んでいるからです。
また、最近だと初参加の人もロードロのことをよくわかってくれているようで、おそらく詐欺が行われるんだろうなと薄々感づいているフシがあります。そして、じつは心の奥底では「騙されたい」と思っているのではないでしょうか。
そんな考えから、詐欺を行ってしまうのだと思います。


5.じつは今までの参加者にガチの初心者がいなかった。

ロードロとして活動し始めてから、今のところ本当の初心者というのはまだ参加していないんですよね。もちろん自転車歴の浅い方はいましたけど、体力的には全然問題ない感じの人たちばかりでしたし、体力に不安を抱えている人もいたかもしれませんが、そういった人たちは逆に自転車歴が長かったりして、なんだかんだで問題なくグループライドを楽しめていたように思います。
そういった状況だったので、俺も気兼ねなく詐欺行為を働くことができたのでしょう。



とまあ、以上のような動機・理由から、ロードロでは頻繁に初心者歓迎グループライド詐欺が行われています。

はっきり言えることは、なんだかんだで初参加者の人もグループライドを楽しめているということです。
なので、決して怖気づく必要はありませんし、俺も鬼畜ではありませんので、本当に心配な方は事前にメール等で質問していただければ、出来る範囲で対応させていただきますので、必要以上に警戒する必要はないと思います。

そんなわけで、自ら進んで詐欺の被害にあいたい自称「初心者」のみなさん、ぜひ一緒に走りましょう!