ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

俺が見たドイツの自転車事情

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どうも、俺です。

ここ1週間ほどドイツに行ってまして、先ほど帰宅しました。ミュンヘン+いくつかの小都市をめぐる鉄道旅行です。

せっかくなので、この旅行を通して見聞きした、ドイツの自転車事情みたいなものを書きます。

ただし、先に断っておきますが、1週間という限られた期間に数カ所滞在しただけの経験から書くので、勘違いや思い込みも十分含まれてると思います。なので、この記事は話半分に聞いておいた方がいいと思います。

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ミュンヘンで見かけた7人乗り自伝車。すごく乗りたかった。


ドイツ人は自転車に超寛容

まず日本と大きく違う点は、ドイツでは自転車の社会的地位がとても高いということです。

日本と違い、たいていの道には自転車専用レーンがあります。幅は歩道よりちょっと狭いか同じくらいです。

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この2本の白線に挟まれたスペースが自転車専用レーンです。

ちなみに日本と違って歩道を走る人は皆無で、自転車専用レーンがない場合は車道を走っています。

また、多くの電車には輪行用の車両が用意されています。しかも、輪行袋どころかホイールを外したり、折りたたんだりせずにそのまま電車の中に持ち込めます。
乗客も輪行客が乗り込んで来たら当然のようにスペースを空けますし、迷惑そうな顔をしません。
旅行中、けっこうな混み具合の車両に輪行客がゴツいマウンテンバイクを持って乗り込んで来たんですけど、みんな当たり前のように自転車のスペースを空けていたので驚きました。

要するに、ドイツ人は自転車に対してとても寛容というか、理解があるみたいです。


ドイツ人にとって自転車旅行は若気の至りではない

そんなわけで、社会が自転車に対して好意的なので、多くの人が自転車に乗ってるし、そこら中に駐輪してあります。

自転車旅行も盛んなようで、電車に乗ってると輪行している人に何人も出会いました。
日本だと、自転車旅行というと青春の発露的な「若さ」を感じますし、チャレンジャーというか、あまり一般的じゃないと思います。
一方、ドイツではもっと一般的で、旅行をする際の立派な選択肢の一つのように思えます。
実際、自転車に大きな荷物をくくりつけた人を何人も見かけました。しかも、単身の人だけでなく、家族で旅行している人も頻繁に見かけました。


つまりドイツ人は自転車が大好き

そんなわけで、ドイツ人は自転車が大好きな人たちだと勝手に判断させてもらいました。

他にもいくつか気づいた点がありますが、長くなるので簡単にまとめます。


ロードバイク乗りはほとんど見かけなかった。

一週間滞在して、見かけたのは片手で数えられるくらいです。
ドイツで多く見かけた自転車は、あえていうならマウンテンバイクとママチャリの中間のような、多段変速のゴツいチャリです。その次にマウンテンバイクとクロスバイクが多かったかな。

ドロップハンドルの自転車はこれくらいしかありませんでした。
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サスペンション付き自転車の普及率がハンパない。

これはおそらく、石畳の道が多いからです。サスのないロードバイクだと、尻が使い物にならなくなってしまいそうでした。

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サス以外だと、この8の字を横にしたような形のハンドルも多かったです。


レンタル自転車がサイバーな感じで無駄にカッコイイ。

比較的大きな都市にはレンタル自転車があるようなんですが、その自転車のデザインがカッコよくて良かったです。

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ね? カッコいいですよね?


スポーツ用品店で自転車が売ってる。

ミュンヘンをけっこう歩き回ったんですけど、自転車屋は3軒しか見つかりませんでした(スペシャライズド専門店とおしゃれピストバイク屋と普通の自転車屋)。

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スペシャライズド専門の自転車屋。

その代わり、大型スポーツ用品店に自転車関係の売り場がありました。これ、日本ではあまり見られない光景だと思います。ただ、品揃えはあまりよくなかったです。


サイクルウェア類はシンプルなものが多い。

旅行記念にサイクルジャージを買おうと思ったんですけど、ドイツのジャージはデザインがとてもシンプルなものが多かったです。
日本のようにロゴがたくさん付いてたり、柄に凝ったものはなく、使われている色が1〜2色で無地のデザインのものが9割くらい。あと、なぜかどの店でもSCOTTのジャージが投げ売りされてました。

ちなみにこれが記念に買ったサイクルジャージ。

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初めてのハーフジップタイプのジャージ

ネットで調べたんですが、どこの国のメーカーかよくわかりませんでした。ドイツじゃなかったらどうしよう......。


そんなわけで......。

そんなこんなで、ドイツは自転車乗りにとって天国ですよ。まあ、パーツ類やアクセサリ類の充実ぶりは日本に及びませんけど、そんなのはネットを使えばどうにでもなります。自転車乗りにとってとても生きやすい国だと思いました。

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初日に滞在した街で偶然行われていたトライアスロン大会。石畳をものともせず、みんなビュンビュン飛ばしてました。



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