ロードバイクの「ロ」

家庭との両立にもがく貧脚ローディー。クラブ・ロードロのリーダーによる泡沫自転車ブログ。

人と一緒に走ってわかること〜1人では見えない世界〜

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集団走行? グループライド? 呼び方はよくわかりませんけど、とにかくこのたび初めて人と一緒に走りました。
その際、1人で走るときと2人以上で走るときの違いに気づいたので、今回はその点について書きます。



3連休中の2日間、ブログを通じて知り合った方と一緒に走りました(本当は残りの1日もお誘いを受けたのですが、3日間とも走ると家庭崩壊しかねないので2日間にさせていただきました。シュリンプさん、すみません!)。
1日目は自分を含めて3人で横浜~湘南国際村~境川CR~横浜というコース、もう1日は2人で丸子橋を起点に多摩川CRを往復70キロといった感じです。


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湘南国際村からの眺め。天気がよくて最高でした。


感想としては......とても楽しかったです。やはり1人で走るのとはまったく違いますね。走行中の一体感や休憩中のロードバイク談義などは1人だと決して味わえないものです。
やはり確信しました。ロードバイク最高です。グループライド楽しいです。
そんなわけで、これからも少しずつロードバイク仲間の輪を広げていき、積極的に人と一緒に走っていこうと思います。

さて、それでは今回のグループライドで気づいた、「あ、これは1人で走っていたら体験できないな」という点についてメモ代わりに書きます。

手信号がわからない

1人で走ってると手信号をまったく使わないので、初めは戸惑いました。
右折や左折はその方向に指を向けるだけなので、集団走行が初めての俺にもわかりやすかったんですが、開いた手を腰に当てる手信号が何を示しているのかわからず戸惑いました。
あとで聞いたら、後ろの人に対する「停止」の合図なんですね。今後のためにも、他の手信号も覚えようと思いました。


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一緒に走った方のバイク。バーテープとタイヤの爽やかな水色がかっこいいです。

前の人の背中を見てると、安全確認を怠ってしまう

前の人についていくことに集中しすぎたあまり、交差点を渡るときなどの左右の安全確認やレーン移動をするときの後方確認を忘れる事態が多発。今思うと、これってけっこう怖いことです。
楽しくグループライドをするためにも、今後はいつも以上に注意したいものです。

いつもより速いペースで走れる

先頭を走っていても、人の後ろについて走っていても、1人で走るときより明らかにペースが速くなります。とくに1日目の最初の30分は35キロくらいで巡航していて、1人で走っているときよりも10キロ近く速いペースだったために内心ビビってました。「こりゃ、そのうちチギられるな」と。
先頭だと「自分の後ろをついてきている人がいる」と思ってペダルを漕ぐ足についつい力が入ってしまいますし、後ろにつくとスリップストリームの効果があるので、どうしてもペースが上がってしまうんだと思います。というか、スリップストリーム初体験でした。あれ本当にラクになりますね。驚きです。

知らないコースを走れる

横浜に住んでかれこれ8年くらいになりますが、クルマも持ってないし、ロードバイクに乗り始めるまで自転車も持っていなかったので神奈川の道をぜんぜん知りません。そのため、1日目は金魚の糞のようについていきました。
当然、走る道のほとんどが自分の知らない道なわけです。一人で走っているとたいてい走る道が絞られてくるのでマンネリ化してきますよね。でも、人と走ると普段走らないコースを走ることになるので、新鮮な気分を味わえました。


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一緒に走った方のバイクその2。銀色に輝くステムを見ていると、俺も交換したくなってきました。

疲れない

マラソンとかも同じだと思うのですが、1人で走るのって自分との戦いだと思いませんか?
けっしてつまらないわけではないんですが、疲れて苦しくなってくると我慢して走り続けるか、それともやめるのか葛藤することが多いです。とくにこの時期は寒くて、その葛藤も倍増すると思います。
ところが、人と一緒に走っていると、まったくそんなこと思いません。自分の後ろをついてきている人がいると思うと疲れていてもペダルを漕げますし、人の後ろで引っ張ってもらってると無意識に背中を追いかけてしまいます。
「限界を越える」というと大げさですが、人と一緒に走っているとそんな感覚を味わえます。

でも、疲れる

とはいえ、普段より速いペースで走ることになりがちなので疲れます。とくに帰宅すると急に疲労感が襲ってきますね。
走っている最中の「まだまだイケる!」という感覚、たぶんあれは錯覚です。おそらくアドレナリンがドバドバ出ているため、頭がバカになってるんでしょう。

ロードバイクは痩せる

実はまだ書きかけでブログにはアップしていない記事に「『ロードバイクは痩せる』という幻想」というのがあったんですが、今回のグループライドの結果、ボツにすることが確定しました。
自転車ってエネルギー効率のいい乗り物なんで、長時間乗らないとダイエットとしては負荷が不十分ですよね。それに加えて、1人で走っているとマンネリ化して自然とペースが落ちてきたり、ついには走るのをやめたりしてしまいます。だからロードバイクにダイエット効果は期待できない、というのが半年ほど乗った自分の結論だったんですが、今回のグループライドでその考えがアッサリ覆りました。
ホントね、人と走るとすごく疲れるんです(もちろん良い意味で)。これを定期的にやってれば、絶対に痩せるって確信しましたよ。
というわけで、1人で走るときよりも速いペースで走ることになるので自然と負荷が重くなるので、人と一緒に走ればロードバイクでも十分にダイエットできると思います。

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一緒に走った方のバイクその3(左の赤い方)。シートステーとフロントフォークのウネウネ感が速そうな印象を与えてます。